November 22, 2005

都の文化政策

今日の新聞紙面もうひとつ気になった、いい記事?があります。

東京都が7年ぶりに美術品の購入を再開するそうです。こういう記事を抜粋すると、色々批判が出るのかも知れません。個人的には多少の違和感もありますが、いいことだと思います。
都が財政を圧迫してまでこういう政策に手をだすことは問題だと思いますが、効果的に活用し、それを美術、アート・芸術の世界を活性化していって欲しいと思います。新しい刺激的な作品を、美術館でみれるというのは貴重な体験だと思うのです。
そして、特に都現代美術館などは、若干、日本の作品が少ないと思います。日本の若手の作品がある、そして先鋭的かつ日本的などの美術品を買って、日本の先鋭芸術の発信という特色等をうちだして、その美術館自身の価値をあげるなどの政策が必要だと思います。
なんでも、有名人の絵や彫刻を高いお金で買わなくても、そういう特色がありかつ、来館者、美術館、製作者などを含んだ複合的なコミュニティー/コミュニケーション(日本はどうも意見を聞くとなると、すごい偉い人と、一部の民間人だけの意見を取り入れてしまう)をとる活動が大切だと、最近つくづくと感じています。美術館、芸術館、ホールなどはこういうところを認識して、色々活動して欲しいと思います。

以下、これはとてもいい記事?情報だと思うので、産経新聞記事より、抜粋、引用します。


東京都、7年ぶり美術品購入へ バブルの愚、繰り返さず高騰前の若手作品中心

 東京都は二十一日、財政難のため平成十二年から中止していた美術品の購入を来年度から七年ぶりに再開する方針を固めた。都財政に好転の兆しがみえるためで、約一億四千万円の予算を要求。バブル期に米の現代美術絵画を六億円で購入し、「必要があるのか」などと批判を浴びた都だが、今回は日本若手芸術家の低価格作品を中心に購入しコレクションの充実を図りたい考え。関係者によると、都の美術品の購入中止にあわせて、全国の公設美術館の多くも購入を見合わせているといい、再開は全国の美術館の新規購入にも影響を与えそうだ。
〜〜〜中略〜〜〜
 一方、美術界では都が美術品の購入を中止している間、米国のオークションで村上隆氏の作品が約六千八百万円で落札されるなど、日本の現代芸術家の世界的な活躍が目立った。美術関係者からは「来館者は、どうして世界的に注目を集めている日本人アーティストの作品が美術館で見られないのかと思うだろう。観光的にもマイナス」との意見が出ていた。
 美術関係者によると、都は過去に有名になった芸術家の作品を買い集める傾向が強かった。その代表例が六年に六億円で購入した米国の現代芸術家、ロイ・リキテンシュタインのポップアート作品「ヘアリボンの少女」。この作品をめぐっては、都議会からも「漫画みたいな絵がどうして六億円もするんだ」と批判が上がった。
 都では、こうした問題をクリアするために、新規購入は価格が高騰する前の日本の若手芸術家の作品を中心に選択する方針をとっている。購入作品は協議を重ねて検討する、としている。(産経新聞)
Posted by HS at 11:32 PM | カテゴリ : 時事(社会)
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