June 04, 2005

ラフマニノフ作曲 ピアノ協奏曲第3番

先日、東京フィルでも聴いた、僕の好きなピアコンの一曲でもある、ピアノ協奏曲第3番について少しだけ書きたいと思います。
僕の良く聴くCDは、今はN響の音楽監督でもあるアシュケナージの録音です。他にも色々と聴くのですが、前回にも書いたように、いい録音にはまだ巡り会っていません。自作自演も、いろいろと、、、音質も悪いし。お薦めのある方は、推薦してくれると嬉しいです。

触りだけですが、オーケストレーションについて、


最初の出だしですが、クラリネットが、レーーミレーーミと吹いているのが、印象的で良く聴こえると思いますが(ファゴットが、6度下をなぞっているのも見逃せませんが)、ここで重要なのは、その中で、弱音器付の弦楽器が以下のように奏しています。
チェロはアルコ、コンバスはピチカートで、バスを生成していますが、これも注目技法ではありますが今回は割愛。

クラリネット1:レーーミレーーミ|レーーミレーーミ|
ファゴット 1:フーーソフーーソ|フーーソフーーソ|
ヴァイオリン1:休レフミ休レフミ|休レフミ休レフミ|
ヴァイオリン2:休ラレラ休ラレラ|休ラレラ休ラレラ|
ヴィオラ   :休フラソ休フラソ|休フラソ休フラソ|
(フは、ファのことです。)
このようになっています。実際に弦の音も明確に聞こえるのですが、レからクレッシェンドしてミというような聴覚のある主の錯覚を覚え、クラリネットの頭のレのテヌートが生きてきます。これぞ、チャイコフスキー、ラフマニノフ的な、ロシア的音楽という雰囲気をかもし出しています。
この部分だけで、ピアノが出てくる前に、この曲の出来の善し悪しは左右されてしまうように感じてしまいます。この部分が、素晴らしい演奏、たかが2小節の出だしですが、ここには、ラフマニノフの思い入れもあると感じています。もちろん、その後のメロディー、レーファミレも凄い名旋律ですが。

もちろんこの曲は(も、特にこの曲は)、些細なところでも、凄く美しい旋律が流れています。全部、ちゃんと歌うのは難しいかもしれませんが、ちゃんと、歌いこんで欲しい名曲だと思います。あまり、上っ面と技巧的に、弾かない、演奏しないで欲しい。その、メロディを歌い、音楽を生成させて欲しいと思います。
もちろん、技巧的にもかなりの難曲であることは認めますが。そして、もちろん僕には絶対に弾けません。
Posted by HS at 02:56 AM | カテゴリ : 音楽(勉強)
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