レスピーギ

オットリーノ・レスピーギ(Ottorino Respighi)、いわずと知れたイタリアの大作曲家です。
今年は没後75年、ちょっと中途半端ですが、、、三四半世紀(あまり聴きなれない言葉かもしれませんが、、、)です。

75年って考えるとすごく最近のような気がします。
指揮者の小澤征爾さんは去年9月で75歳、ということはレスピーギが生きていたときに、生まれていたことになります。
日本職業野球連盟、現在の日本プロ野球は1936年、75年前に発足しました。でも、そう考えるとちょっと昔という感じがするかな?!

レスピーギといえば、ローマ三部作!
「ローマの噴水」「ローマの松」「ローマの祭」
いずれも、魅力的で色彩豊かで、派手目な感じがする曲で、吹奏楽で演奏されたりする機会もたくさんあります。

どれもいい曲だとはもちろん思うのですが、
個人的にはレスピーギといえば弦楽器作品が秀逸に感じます。
もともとレスピーギ自身がヴァイオリン、ヴィオラを習っていたということもあるのかもしれません。いわずと知れた有名曲は「リュートのための古風な舞曲とアリア 組曲 第三番」どこかで聴いたことがある曲かとは思います。
この曲も、なじみやすく、すっと入ってくるのですが、じっくりと納得させられる部分もしっかりあります。メロディーはもちろんの事、他の旋律も豊かに聴こえ、ピッチカートのならし方もすごい秀逸に感じます。
最初の印象的なメロディで歌いだしそれをチェロのピッチカートが支えて独特の雰囲気を醸し出す「イタリアーナ」、テンポや場面が頻繁にかわり響きや情景そして音色豊かな「宮廷のアリア」
、CMにもつかわれたりして旋律美しくきれいな「シチリアーナ」、そして弦楽器をよくわかっていると唸ってしまうようなテクニカルな面もあるのにそれを感じさせない、そしてそのテクニカルなところが本当に効果的に使われていて、すばらしい「パッサカリア」、どれをとっても秀逸に感じます。
あと、やはりもう一曲、外せないのは弦楽四重奏の曲である「ドリア旋法による弦楽四重奏曲」これは、あまり有名ではないかもしれませんがすばらしい名曲だと思います。機会があったら聞いてみてください!

ローマ三部作に代表されるような派手なオーケストラ作品(これは実はリムスキーコルサコフ仕込!?)もいいですが、弦楽合奏のレスピーギも秀逸です♪

あんまり内容のない没後75年、レスピーギ記ですが、、、久しぶりの音楽の記事という事で平にご容赦を!

  

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